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「女装男子」がテーマの雑誌が創刊

カワイイ女装男子がたくさん! 充実の執筆陣

表紙を手がけるのは月刊電撃マ王で「儚き刻のリオン」を連載中のカスカベアキラ。連載には、ひねもすのたりによる学園モノの女装男子ストーリー「オンナノコときどきオトコノコ」、特殊なシチュエーションで展開するすえみつぢっかの「リバーシブル!」、旅館を舞台に和服の女装男子が登場する日辻ハコ「すずのね若女将?奮闘記」、ギャグで培ったパワーが炸裂するゑむの「ひみつの悪魔ちゃん」、キャラクターの関係性描写が絶妙な冬凪れくの「ののの。」、神吉の新たな“オトコの娘恋愛ストーリー”「さざなみチェリー」がラインナップ。ほかにも蒔田真記、ゆきうさぎ、あおぎりぺんた、あめとゆき、上田裕が女装男子を描いたイラストが収録される。
 

カワイイ女装男子がたくさん! 充実の執筆陣

表紙を手がけるのは月刊電撃マ王で「儚き刻のリオン」を連載中のカスカベアキラ。連載には、ひねもすのたりによる学園モノの女装男子ストーリー「オンナノコときどきオトコノコ」、特殊なシチュエーションで展開するすえみつぢっかの「リバーシブル!」、旅館を舞台に和服の女装男子が登場する日辻ハコ「すずのね若女将?奮闘記」、ギャグで培ったパワーが炸裂するゑむの「ひみつの悪魔ちゃん」、キャラクターの関係性描写が絶妙な冬凪れくの「ののの。」、神吉の新たな“オトコの娘恋愛ストーリー”「さざなみチェリー」がラインナップ。ほかにも蒔田真記、ゆきうさぎ、あおぎりぺんた、あめとゆき、上田裕が女装男子を描いたイラストが収録される。


 女の子になりたかったんです

──「オトコの娘マガジン」という他に類を見ないジャンルの雑誌誕生ということで、世間がざわついています。そもそも論からで恐縮ですが、「女装男子」を雑誌のテーマに据えたのはどういった理由からですか?

ぶっちゃけていうと、もう自分自身が好きだから、ということに尽きますね。

──それは、女装をしている男の子を見るのが好き、という意味ですか? それともご自身が女装したいということですか?

両方ですかね。昔からマンガに女装男子のキャラクターが出てくるものとか、このジャンルそのものが好きで読んでいましたし、読んで自分もなりたいなあと思っていたわけです。

──土方さん自身も、小学生くらいのときに女装に興味を持ったとブログに書かれていましたよね。それは何か目覚めるきっかけがあったんでしょうか。

何がきっかけかというのは全然わからないんですが、例えばクラスの女の子がかわいい服を着ているのを見て、「あの服かわいいな」って思ってる自分がいたのは、何となく覚えてるんです。それが段々成長するにつれて、「あの服かわいいな」が「あの服着たいな」に変わっていった、という感じですね。

──いつの間にか、自分も着たい、と。

だからといって、別に私自身は性同一性障害とか、そういうものでは全然ないんです。恋愛対象は普通に女の子ですし……。

──ご自身で初めて女装をなさったのはいつ頃だったんでしょう?

中学生くらいだったと思います。でも初めて女装をしたときは、想像してたものとは全く違って……がく然としました。鏡の前にいるのは、普段の自分が女性の服を着ているだけなんですよね。肩幅も顔の作りも男性だと、まあ基本的には似合わないんですよ。本当はある程度化粧でうまくごまかせるんですけど、当時は化粧の仕方なんて知らなかったので。

──現実は、志村貴子先生の「放浪息子」に出てくる二鳥くんみたいな人ばっかりじゃないんですね。

そうですね。ああいう風になれればベストだったんですけど。結局女の子になって、女の子のコミュニケーションに入る、女の子同士の世界に入るっていうのが憧れだったんですよ。かわいい服を着て、「その服かわいいね~」ってキャッキャと話をしたりとか。

──ガールズトークですね。

まさにそれをやるっていうのが憧れだったんです。女の子になりたいっていう憧れ。

──土方さんが以前編集した女装指南書「オンナノコになりたい!」という本のタイトルそのものですね。

あの本のタイトルは心の叫びだったんですよ。企画段階であのタイトル以外は考えつかなかった。

女装男子は究極の女性 

──「オンナノコになりたい!」はかなりのヒットとなりましたが、どういった経緯で生まれたんですか。

経緯というか、とにかく「これを世に出したい!」と。編集部内の企画会議を通さないと本を出せないんですけど、「オンナノコになりたい!」の企画書は5回も提出してるんですよ。何度ダメを出されても、メゲずに。

──5回も! やはり女装に対する並々ならぬ熱意を感じます。

5回目でやっと、「わかったから、とりあえず作ってみろ」って、もう諦められた感じで。本が完成したときも、周りは「あんなの売れんのかよ」って言われてて、初版部数もすごく少なかったんです。私だけがひとり気を吐いてたんですが、蓋を開けてみればあら不思議という感じで多くの支持をいただきまして。

──では、今回の「わぁい!」はスムーズに企画が通ったんですか?

そうですね、その流れがあったので、割とすんなりと。それに今は女装男子ブームが来ている、というのは会社も認識していますので、今なら、という感じで。

──土方さんがそこまで思い入れる女装男子の魅力って何なんでしょうか。

ひと言で答えるのは難しいですけど、男が女になるためには、より女性的にならないといけないんですよね。だから、女性的なものを求める方々にとっては、女装男子というのは究極の、女性以上の女性なんですよ。またそれとは別に、禁忌的なタブーだから、という側面もあります。でも一番大きいのは、単純に、性癖ですよね。

──それに尽きると。

女装男子の魅力ってすごく考えるんですけど、いろいろ理論武装したところで、結局いつも「好きだからしょうがないや」っていうところに行き着いちゃう(笑)。 

想像力を刺激できるのが魅力

──「わぁい!」の連載陣には、成人向け雑誌で活躍されている方もいますよね。なのにあえて「わぁい!」を成人向けではなく全年齢向けにしたのはなぜですか?

女装男子が好きだとか、女装が好きだとかって趣味に目覚めるのは、小学生くらいの早い時期が多いと思うんですよ。そういう時期にいざこの手の雑誌を探そうと思っても、成人向けのものはいっぱいあるけど、全年齢向けのものになるとほとんど見当たらないっていうのが現状で。私が小中学生のときはインターネットもなかったので、かなり探し回ったりして苦労しました。だから小中学生でも買えるものがあるとうれしいなっていう自分の思いがまずあって。

──12歳の土方さんの願望が形になった、という感じですね。一方で、全年齢向けだからこそできること、というのもあると思います。

ええ、成年向けの雑誌だと、女装をしている男の子が性的に犯されたり犯したりっていうシーンが当然あったりするわけなんですけど、そういう直接的な描写じゃなくて、想像力がもたらすものを大事にしたいんですよね。描いてないからこそ、頭の中で想像するからこそ、よりエロかったりとか、あるいはすごい面白かったりっていうのがあると思うんです。成年向けは目的が性描写なので、男の子がいきなり女装していても特に違和感はないんですけど、全年齢向けの場合はエンタテインメントとして成立することが前提なので、なぜ女装するのか、そこに理由がないといけない。このジャンルはシチュエーションが大事なので。そういう意味では、むしろ成年向けではなくて、全年齢向けで描いて面白いジャンルではないかと思います。想像力を刺激できるんですよね。

──描写の制限やガイドラインみたいなものは作ってるんでしょうか。

もちろんあります。女性の乳首はNGだけど、男性の乳首はOKとか。女装男子のイラストって、下着まで見せないと「この人は男です」っていうのを表現しづらいんですよ。あとは肩幅の表現とかで表すしかないので、その辺は難しいところですね。なので下着のもっこりしてる表現がNGとか、乳首がダメということにしてしまうと何も描けなくなってしまうんで、その辺はOKにしてます。

──肩幅や骨格で男の子だってことを表現するんですね。

ほかには骨盤の位置とか、おしりの大きさとかですね。そういうところで調整していくしかなくて。女装男子好きならではのツボとかもいろいろあるので。

──ツボって、例えばどんなことですか。

例えばですけど、初めて男の子が女性の服に袖を通すとき。すんなり着るのか、それとも抵抗を感じながら着るのか。端的に言えばそういうところですね。ほかにも、男の子が積極的に女装している場合、相手役の男の子がどういう反応をすべきか、とか。

──気持ち悪がる、とか?

気持ち悪がるにしても、気持ち悪がっているその相手に対して女装男子はどういう行動をとるのか、とか。シチュエーションごとにツボがいろいろありますね。そのあたりを読んで味わってもらえればと。

女性にも読んでもらいたい

──このジャンルって、男の子が無理矢理女装させられてるのがいい、とか、自分から積極的に女装するのがいい、とか、嗜好がすごく細分化していると思うんですけど、その辺りはどういう風に取り込もうとしていますか?

あまり極端に寄せないで、なるべく間口を広く取ろうとは思っています。これっていわゆる性癖の問題なので、どうしてもパーソナルなものに細分化していくんですよ。描き方でも、男性っぽさが残っているほうがいいとか、女の子の絵だけど男の子という設定になってるのがいい、とか。すごく読者ごとにこだわりが多いジャンルなんですよね。

──たしかにネット上で論争が巻き起こっているのをよく目にします。

例えばメイドが好きな人たちは、メイドさんのスカートは長いのがいいか短いのがいいかって論争をよくしています。でも最終的には、両者とも「どっちもいいよね」っていう結論に落ち着くんですよ。ところがこの女装男子っていうジャンルに関しては、「どっちもいい」にはほとんどならないんですよね。なぜか延々と言い争ってることが多い(笑)。でも「わぁい!」はなるべく多くの人に楽しんでもらいたいので、両者とも取り入れたい。

──なるほど。では女装男子好き以外ではどんな人に読んでもらいたいですか?

全く興味のない人に読めとは言わないですけど、ショタに興味にある女性にはぜひ読んでいただきたいですね。女装男子というのはショタの延長線上でもあるので。「わぁい!」は基本的に男性向けの雑誌ですけど、女性が読んだ上での意見も聞いてみたいです。

──ショタっていうのはもともとは女性の文化ですしね。

ただ女性の文化でも、BLというジャンルで表現される男×男の関係性とも微妙に違うので、BL文脈での女装少年×男装少年みたいなのを期待されるとがっかりさせてしまうかもしれません。細かく規定しだすとキリがない世界ですから、読まれる方はどうぞ広い心で「こういう女装男子もあるんだな」と受け止めてもらえれば。あとどちらにしても狭い世界での嗜好ですから、宗教戦争はやめて、みんな仲良くしましょうよ、と(笑)。

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